【新人看護師が適応障害で退職】心が壊れる前に休職・転職しよう

【新人看護師が適応障害で退職】心が壊れる前に休職・転職しよう

「地獄の看護学生が終わり、ようやく看護師になれたのに、なんか思っていたのと違う」

ようやく新人看護師になれたのに適応障害で退職する人は大勢います。

この記事では、新人看護師が適応障害で退職する原因・オススメの退職代行・辞めた後の働き方について解説していきます。

目次

新人看護師が適応障害で退職する原因

新人看護師が適応障害で退職する原因

新人看護師が適応障害で退職する原因は、本人ではなく環境によるものが多いです。

新人看護師が適応障害で退職する原因について以下の7つが挙げられます。

①先輩が高圧的

②職場が忙しすぎる

③プリセプターと合わない

④医者が嫌味を言ってくる

⑤同期と合わない

⑥勤務が不規則で疲れた

⑦夜勤のストレスに耐えられない

先輩が高圧的

先輩看護師が指導や指示を高圧的に行うことで、新人看護師はストレスを感じます。

「なんでこれができないの?」「1回見たなら覚えているよね?」と言われます。

高圧的な先輩と距離をとると、陰口を言われるリスクもあるでしょう。

距離をとるのではなく、先輩と距離を縮められるように関わっていくと、意外と優しくしてくれます。

新人看護師が適応障害で退職してしまうのは、先輩との関係によるものが多いでしょう。

職場が忙しすぎる

看護師は忙しい環境で働きますが、過度な忙しさはストレスと疲労を引き起こします。

看護業界は常に人手不足なので、忙しいです。

特に急性期は治療の流れが早いので、業務に慣れていない新人看護師はストレスを感じて適応障害になり退職する人が多いです。

急性期が楽しいと感じる新人看護師もいれば、慢性期が楽しいと思う看護師もいます。

あなたに合った職場で働けると、職場が忙しくてもストレスは感じにくいでしょう。

プリセプターと合わない

プリセプター(指導看護師)との相性が悪い場合、新人看護師は不安やストレスを感じます。

プリセプターは大体3年目の看護師が担当します。

業務に慣れてきて、独り立ちできるようになっているため、天狗になっている看護師が多い印象です。

人によっては、自分がされて嫌だった指導を新人看護師にするプリセプターもいるため、相性が合わない場合は、師長に相談してみましょう。

プリセプターに嫌がらせを受け、適応障害になり退職してしまう新人看護師もいるため、まずは、お互いを知るためにコミュニケーションをとることが大切です。

医者が嫌味を言ってくる

医師とのコミュニケーションが難しい場合、看護師はストレスを感じます。

正直にいうと人間性ができている医者はそこまで多くありません。

報告のため声をかけたら怒る.看護師を下に見ている。

医者が嫌味を言ってきても、医者はそんなもんだと割り切って仕事をしていきましょう。

私は医者のパワハラが原因で適応障害となり退職した経験があります。

同期と合わない

同期との人間関係が悪い場合、新人看護師はストレスを感じます。

同期は苦労を分かち合える数少ない仲間であり、ライバルでもあります。

新人看護師が同期と競い合ってしまうと、お互いのライバル意識が強くなり、同期と合わないと感じてしまうでしょう。

競い合うのではなく、悩みを共感できる関係性を作っていきましょう。

勤務が不規則で疲れた

不規則な勤務時間は体調や生活リズムに影響を与えます。

今までは、土日が休みだったり、夜はしっかり眠れていました。

しかし、新人看護師になってからは、土日も勤務で夜勤が始まるとより不規則になります。

まずは不規則な勤務で疲れてしまわないように、休日の過ごし方を見直してみましょう。

疲れてしまうと、適応障害になり退職するリスクが高くなるため、健康管理に注意が必要です。

夜勤のストレスに耐えられない

夜勤は看護師2人で仕事をするため、仕事量が増えるのと、体への負担が大きいです。

新人看護師は特に先輩とペアを組むので、仲良くない先輩と夜勤だとストレスを感じてしまいます。

夜勤中にずっと小言を言われるのは、私でも耐えられません。

夜勤前は新人看護じゃなくても、気持ちが落ち込むため、リフレッシュした状態で夜勤に挑むようにしましょう。

新人看護師が適応障害で休職するとどうなる?

新人看護師が適応障害で休職するとどうなる?

新人看護師が適応障害で休職するとどうなるでしょう?

①職場復帰するのが嫌になる

②職場復帰しても続かない

③心理カウンセリングをすすめられる

④師長に退職届をだしても受理されない

職場復帰するのが嫌になる

適応障害で休職した新人看護師が職場復帰を考える際、以下の理由で戸惑うことがあります。

トラウマの再燃

→適応障害を引き起こした出来事やストレスが、職場復帰を嫌なものにすることがあります。

不安とプレッシャー

→職場復帰に対する不安やプレッシャーが大きく、心理的負担を感じることがあります。

同じ環境への抵抗

→適応障害を引き起こした環境に戻ることに抵抗を感じることがあります。

新人看護師は、適応障害を克服し、健康的な職場復帰を目指すために、適切なサポートを受けることが重要です。

職場復帰しても続かない

新人看護師が職場復帰しても続かない理由はいくつかあります。

過去のトラウマ

→適応障害を引き起こした出来事がトラウマとなり、同じ環境に戻ることに抵抗を感じることがあります。

不適切なサポート

→職場復帰後のサポートが不十分だったり、適切でなかったりすると、看護師としての自信を失いやすいです。

ストレスとプレッシャー

→職場復帰に伴うストレスやプレッシャーが大きい場合、続かないことがあります。

新人看護師は、適応障害を克服し、健康的な職場復帰を目指すために、適切なサポートを受けることが重要です。

心理カウンセリングをすすめられる

心理カウンセリングは、新人看護師が適応障害やストレスに対処するための有効な方法です。

以下は、心理カウンセリングを受けるべき理由です。

感情の整理

→カウンセリングを通じて、自分の感情を整理し、ストレスや不安を軽減できます。

適応障害の予防

→適応障害を未然に防ぐために、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

自己理解の促進

→カウンセリングを通じて自己理解を深め、自分自身を客観的に見つめることができます。

心理カウンセリングは、新人看護師の心の健康をサポートするための有効な手段です。

師長に退職届けをだしても受理されない

退職届けが受理されない場合、以下の理由が考えられます。

手続きの不備

→退職届けの書き方や提出先が誤っている可能性があります。正確な手続きを確認してください。

コミュニケーションの問題

→師長とのコミュニケーションが円滑でない場合、退職届けが受理されないことがあります。直接話し合い、理由を明確に伝えてみましょう。

法的な問題

→退職届けが法的に有効でない場合、受理されないことがあります。労働法に基づいて提出しているか確認してください。

適切な対処法を検討し、問題を解決するために専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

新人看護師は職場が合わなければ適応障害になる前に辞めよう

新人看護師は職場が合わなければ適応障害になる前に辞めよう

新人看護師が退職しようとしても引きとめられます。

新人看護師が退職する事実について説明していきます。

①3年働かないと通用しないはウソ

②病院が合わないだけで看護師に向いている

③適応障害になると看護師を続けられない

④退職を引き留められたら退職代行を使ってみよう

3年働かないと通用しないはウソ

新人看護師のキャリアにおいて、3年働かないと通用しないというのはウソです。

1年目で辞めても次の病院でスキルアップすることは可能です。

新人看護師が楽しく働くことができない病院では、嫌々働くことになり、知識は身につきません。

新人看護師が主体的に学べる病院で働くことで、看護師として成長できます。

よく言われる新人看護師は3年働かないと通用しないは、病院があなたを退職させないために言ってるだけです。

今働いている職場が合わない新人看護師は、適応障害になる前に退職しても問題ありません。

自分らしく働ける看護師人生を送っていきましょう。

病院が合わないだけで、看護師に向いている

新人看護師が適応障害になってしまうのは、病院が合わないだけの可能性があります。

高圧的な先輩、嫌な医者、合わない同期など、あなた自身とは関係のないことで、ストレスを感じて適応障害なり退職した新人看護師をたくさん見てきました。

適応障害になった新人看護師が退職した後、転職することで、新しい職場でイキイキと働いている人もたくさんいます。

今の病院が合わないと思っている新人看護師は、病院を変えてみましょう。

いずれあなたらしく働ける職場に出会うことができます。

適応障害になると看護師を続けられない

適応障害は、特定の状況に適応することが難しく、心身に症状が現れる状態です。

看護師は人の命にかかわる仕事なのでストレスを感じやすい職種です。

看護師として働く上で、適応障害が現れてしまうと仕事をするのが厳しくなってきます。

特に新人看護師は毎日ストレスを感じてしまうため、適応障害になって看護師を辞めてしまうくらいなら、病院を退職して、働きやすい職場で働いてみましょう。

人間関係の悪化

→ 同僚や上司との人間関係が悪化するとストレスが増加し、適応障害につながることがあります。

仕事のプレッシャー

→看護師は責任の重い仕事を担当しています。プレッシャーを感じやすいですね。

やりがいの欠如

→やりがいを感じられない環境では、ストレスが蓄積されやすくなります。

適応障害で退職を検討する際、適切な対処法を検討し、自分に合ったキャリアを築いていくことが大切です。

退職を引き留められたら、退職代行を使ってみよう

退職を引き留められた場合、退職代行サービスを活用することで、スムーズな退職手続きができます。

退職を引き留められて1年以上退職できなかった看護師もいます。

病院は常に人手不足なので、あの手この手で退職をのばそうとしてくるでしょう。

また、退職したいと伝えることで嫌がらせをうける可能性もあります。

退職代行を利用すれば、その日から職場にこなくていいので、どうしても辞められない新人看護師は一度相談してみましょう。

適応障害になりやすい新人看護師の特徴

適応障害になりやすい新人看護師の特徴

新人看護師はストレスを感じやすいのですが、その中でも適応障害になりやすい新人看護師の特徴を説明していきます。

①まじめすぎる

②人の目がきになる

③同期と比べてしまう

④先輩と仲良くなれない

まじめすぎる

新人看護師がまじめすぎると、以下の理由で適応障害になりやすいです。

過度なプレッシャー

→まじめな性格は責任感を強めますが、過度なプレッシャーを感じやすくなります。

自己評価の厳しさ

→完璧主義的な傾向があり、自分に対して厳しい評価をすることがストレスを引き起こします。

人間関係のストレス

→まじめすぎるため、同僚や上司との人間関係に悩むことがあります。

適応障害を予防するために、柔軟性を持ち、自分を適切に評価することが大切です。

人の目が気になる

新人看護師が人の目を気にしやすい性格である場合、適応障害になりやすいです。

同僚や上司からの評価や期待に対して過度に気を使い、ストレスを感じるでしょう。

自分を客観的に見つめ、適切な距離を保つことが大切です。

同期と比べてしまう

新人看護師が同期と比較することで適応障害になりやすい理由を以下に示します。

自己評価の低下

→同期と比べて自分を劣っていると感じることで、自己評価が低くなり、ストレスを感じやすくなります。

競争意識の強化

→同期との競争意識が高まり、プレッシャーを感じることがあります。

成長のペースの違い

→同期と比べて成長のペースが異なる場合、焦りや不安を感じやすいです。

新人看護師は、自分自身の成長を重視し、他人との比較に囚われないよう心掛けましょう。

先輩と仲良くなれない

新人看護師が先輩とのコミュニケーションに苦手意識を持つことで、適応障害につながることがあります。

先輩看護師との信頼関係を築くために、積極的にコミュニケーションをとる努力をしましょう。

自分を客観的に見つめ、適切な距離を保つことが重要です。

新人看護師が適応障害になったら、まずやること

新人看護師が適応障害になったら、まずやること

新人看護師で仕事が辛くて仕事に行きたくないと感じ始めたら、適応障害の前兆なので気をつけましょう。

以下に新人看護師が適応障害になったら、まずやるべきことを説明していきます。

①医療機関を受診する

②休職して心を休める

③社会保険給付アシストを利用する

④部署移動する

⑤働くのがキツイ場合は退職・転職する

医療機関を受診する

症状が出ている場合、すぐに医療機関を受診しましょう。

主治医と相談して適切な治療プランを立てます。

心療内科やカウンセリングを受けることで、ストレスや不安を軽減できる場合があります。

休職して心を休める

休暇を取ることで、心身の疲労を回復させましょう。

休暇中はリラックスしたり、趣味に没頭したりすることが大切です。

休職期間中は、ストレスの原因となっている職場から離れることで、回復のスピードが向上します。

社会保険給付アシストを利用する

医療機関を受診した後に、社会保険給付アシストを利用することで、傷病手当金を多くもらえます。

退職代行も無料で利用できるので、お金がかかりません。

傷病手当金・失業手当が割り増しでもらえるため、一度相談してみてください。

部署移動をする

現在の部署がストレスの原因であれば、別の部署への移動を検討しましょう。

新しい環境での仕事が適応障害の改善に役立つことがあります。

部署移動は、職場の人間関係や業務内容を変えることで、ストレスを軽減できる場合があります。

働くのがキツイ場合は退職・転職する

長期的な問題がある場合、違う職場を探すか、退職を考えることも必要です。

自分の健康を最優先に考えましょう。

次の職場を見つけてから、退職するとスムーズに退職できるので、転職サイトを利用してみましょう。

病院の雰囲気や自分に合った職場を教えてくれるのでオススメです。

適応障害になった新人看護師に合った働き方

適応障害になった新人看護師に合った働き方

もし、適応障害になってしまったら看護師を辞めるしかないのでしょうか?

以下の働き方で働いている看護師もいるため参考にしてください。

①派遣看護師

②日勤常勤

③時短勤務

④在宅ワーク

派遣看護師

派遣看護師として働くことで、一定期間の契約で職場に入り、柔軟なスケジュールで働けます。

ストレスを最小限に抑えながら経験を積むことができます。

日勤常勤

日勤のみでフルタイム勤務するスタイルです。

夜勤や交代制が苦手な方に適しています。

時短勤務

勤務時間を短縮して働くスタイルです。

体力的にキツイ場合や、メンタルヘルスを考慮したい場合に選択肢となります。

在宅ワーク

看護師として在宅で働くことも可能です。

WebライターやWebデザイナーのスキルを身につけ働くことも可能です。

自分の経験をブログにして稼ぐ方法もあります。

独学では難しいので、知識を身につけて挑戦してみましょう。

私自身、Webライターで月7万円を稼いだ経験があります。

辞めさせてもらえない新人看護にオススメの退職代行

辞めさせてもらえない新人看護にオススメの退職代行

看護師は師長に退職しますと伝えても1年以上引き留められてしまいます。

新人看護師で辞めると伝えても、「1年目だとどこに行っても通用しない」など厳しい言葉で説得され、退職したいのに退職できない状況になってしまいます。

働きたくない環境で嫌々働いても、自分の心が毎日すり減るだけなので、きっぱりと辞めてしまうのが一番です。

以下に退職させてもらえない新人看護師にオススメの退職代行を紹介しているので、参考にしてください。

転職先を決めてから退職したい新人看護師にオススメの転職サイト

転職先を決めてから退職したい新人看護師にオススメの転職サイト

働いている病院が合わずに別の病院に転職したい新人看護師は、勢いで辞めるのはやめましょう。

一度転職サイトに登録をして、転職サイトで働きやすい職場を見つけてから転職しましょう。

勢いで辞めて、勢いで転職しても、同じような病院で働いては意味がありません。

まずは、転職サイトの人に相談をして、プロの意見を聞きながら転職活動を行っていきましょう。

以下に退職してからすぐに別の病院で働きたい新人看護師にオススメの転職サイトを紹介します。

新人看護師が適応障害で退職する原因と対策のまとめ

新人看護師が適応障害で退職する原因と対策のまとめ

新人看護師が適応障害になる原因のほとんどが周りの影響によるものです。

あなた自身になにか問題があるわけではありません。

特に看護業界は閉鎖的で先輩によるパワハラがある職場も多数あります。

もちろん、パワハラがなく働きやすい職場もありますが、見極めるのが難しいです。

転職サイトでは、口コミなどの情報も集まるので、転職するときに失敗しにくくなるのでオススメです。

病院に退職することを伝えても、「人手不足だから人が集まるまでいてくれない?」と言われることもあるでしょう。

しかし、そこで退職することを辞めてしまってはいけません。

看護業界は常に人手不足なので、人が集まるはずがないのです。

そのため、退職の意思を伝えても辞めさせてもらえない場合は、退職代行を利用するも一つの手なので参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

看護師相談室の編集長
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