メルシーポットで検索すると鼓膜が破れると出てくるので安全なのか心配ですよね。
看護師歴10年の私が説明させてもらいます。
結論から言うと、吸引で鼓膜が破れることはないです。吸引の圧では鼓膜は破れません。
しかし、耳に負担がかかってしまうことがあります。
正しい知識を身につけて、子どもへの吸引を安全に行えるようにしましょう。
それでは、説明していきます。
メルシーポットで鼓膜が破れる可能性はあるのか?
メルシーポットは、鼻が詰まった状態の赤ちゃんや大人に便利な電動の鼻水吸引器です。
ただし、メルシーポットを使用する際に、鼓膜が損傷する心配があるという声もあります。
鼓膜は、耳の内部にある薄い膜で、音や圧力の変化を感知します。
鼻と耳はつながっているため、鼻が詰まっているときに強く吸引すると、その圧力が耳に伝わり、鼓膜を傷つける可能性があるのです。
しかし、適切にメルシーポットを使用すれば、鼓膜の損傷の心配はほとんどありません。
メルシーポットの吸引力は、耳鼻科で使用される器具のほぼ同等で、安全に設計されています。
また、メルシーポットの販売会社によれば、「鼓膜の損傷」に関する報告は今のところありません。
ただし、メルシーポットを使用する際には、以下のポイントに留意することが大切です。
メルシーポットで鼓膜破れが起きないために覚えておくこと
1. 一度にノズルを鼻に挿入して吸引する時間を5秒以上にしないこと。代わりに、3〜4秒間の吸引を繰り返して使用します。
2. 片方の鼻を吸引するときに、もう一方の鼻の穴を塞がないようにしましょう。これにより、耳に余分な圧力がかかるのを防ぎます。
3. 両方の鼻が完全に詰まっている場合、左右を交互にわずかに吸引することをおすすめします。
4. 鼻に傷や出血がある場合、メルシーポットの使用を控えるべきです。
5. 黄色い粘性の高い鼻水や凝固した鼻水を無理に取り除こうとしないでください。
以上のように、適切な使い方を守れば、メルシーポットは鼻水に悩む赤ちゃんや大人にとって安全で効果的な電動吸引器です。
吸引圧で鼓膜が破れる?圧の関係を説明
鼓膜が破れる可能性は、吸引圧に関連しています。
一般的に、鼓膜の損傷が生じる可能性が高くなるのは、吸引圧が200 Torr(約26.7 kPa)以上の場合です。
鼓膜の損傷は、外傷や中耳炎、気圧変化など、さまざまな原因で引き起こされることがあります。
メルシーポットは、鼻水を吸引するための機器で、赤ちゃんや大人に使用されます。
電動吸引機には各製品毎に吸引圧が変わります。
電動式のものでは最大で-83 kPaという高い吸引圧が存在します。
メルシーポットが-83KPaですが、正しく使えば、通常は鼓膜が損傷することはありません。
ただし、粘度の高い黄色い鼻水や凝固した鼻水を無理に吸引しようとすると、鼻の粘膜や鼓膜に損傷を与える可能性があるため注意が必要です。
-83KPAの吸引圧で鼓膜が破れるかどうかは、確実には言えませんが、通常は低リスクです。
ただし、使用方法や個人差によっては、耳に負担がかかる可能性があります。
具体的には、鼻が詰まっているときに強力な吸引を行ったり、片方の鼻を吸引する際に他方の鼻を塞いだり、長時間同じ鼻に吸引を続けたり、粘度の高い鼻水を無理に取り除こうとする場合には注意が必要です。
メルシーポットを使用する際には、適切な使用方法と注意事項を守ることが大切です。
鼓膜が破れたか不安がある場合、耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
参考記事:19 耳、鼻、のどの病気 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)
メルシーポットで鼓膜が破れると言われている4つの理由
メルシーポットが鼓膜に与える影響は、以下のことが原因と考えられます。
1. 鼻と耳のつながり: 鼻と耳はつながっているため、鼻が詰まっている際に強力な吸引を行うと、その圧力が耳に伝わり、鼓膜に損傷を与える可能性がある。
2. 吸引力の個人差: メルシーポットの吸引力は、耳鼻科で使用される器具と同等かそれ以上で、一般的には安全であるが、個人差や使用方法によっては、耳に負担がかかる可能性がある。
3. 使用方法によるリスク: メルシーポットを使用する際に、片方の鼻を吸引する際に他方の鼻の穴を塞いだり、一回ごとにノズルを鼻の中に挿入して長時間吸引し続けたりすると、耳に過度な圧力がかかり、鼓膜が破れる可能性がある。
4. 鼻の状態によるリスク: 両方の鼻が完全につまっている場合や、粘度の高い黄色い鼻水や凝固した鼻水を無理に吸引しようとすると、耳に負担がかかり、鼓膜が損傷する可能性がある。
メルシーポットを安全に使用するためには、適切な使用方法と慎重さが必要です。
正しいガイドラインに従えば、鼓膜への損傷の心配は軽減されます。
メルシーポットの正しい使い方と注意点
メルシーポットは電動の鼻水吸引器で、鼻が詰まっている赤ちゃんや大人に役立つ便利な機器です。
メルシーポットの正しい利用方法と注意事項について、次に説明します。
- メルシーポットのパーツを組み立てます。本体にノズル、ホース、容器を取り付けます。
- メルシーポットのスイッチを入れ、吸引を開始します。ノズルを鼻に挿入し、3~5秒間ゆっくりと吸引します。
- 吸引が終了したら、スイッチをオフにし、ノズル、ホース、容器を取り外して洗浄します。
- メルシーポットを使用するタイミングは、鼻が詰まっていて不快なときに選びます。例えば、授乳前、食事前、就寝前などが考えられます。
- メルシーポットの吸引力は、耳鼻科で使用される器具と同等かそれ以上で、一般的には安全ですが、個人差や使用方法によっては耳に負担がかかることがあります。
- メルシーポットを使用する際に、片方の鼻を吸引する際に他方の鼻の穴を塞がないようにしましょう。穴を塞ぐと耳に負担がかかる可能性があります。
- 両方の鼻が完全につまっている場合、左右を交互に少しずつ吸引することをおすすめします。急激な吸引は耳に負担をかけることがあります。
- 鼻に傷や出血がある場合は、メルシーポットの使用を控えましょう。吸引によって傷口が広がり、感染のリスクが増加します。
- 粘度の高い黄色い鼻水や固まってしまった鼻水を無理に取ろうとしないでください。吸引力を最大限にするために、ノズルの先端を押さえたり、お風呂上がりに吸引することで、効果的に鼻水を取り除けます。
上記のように、メルシーポットは正しい使用方法と適切な注意が守られれば、安全な機器です。
鼻づまりでお悩みの子どもや大人にお勧めです。
下記に吸引のコツが書いてあるので参考にしてください。
メルシーポットを安全に使用するためのガイドライン
メルシーポットの安全な使用に関するガイドラインは、以下の要点にまとめられます。
メルシーポットの吸引力は、一般的に耳鼻科で使用される器具と同等程度であり、安全に考慮されていますが、個人差や使い方によっては耳に負担がかかる可能性があるため、以下の点に留意して使用してください。
メルシーポットは鼻づまりでお困りの赤ちゃんや大人におすすめのアイテムです。
- 一回の吸引でノズルを鼻の中に入れ続ける時間を5秒以上にしないでください。3~4秒吸引して、ノズルを鼻から離し、3~4秒ごとに繰り返す方法を採用してください。
- 片方の鼻を吸引する際、もう片方の鼻の穴を塞がないようにしましょう。穴を塞ぐと、耳に負担がかかる可能性があります。
- 両方の鼻が完全につまっている場合は、左右を交互に少しずつ吸引する方法を採用してください。
- 鼻に傷や出血がある場合は、メルシーポットの使用を避けるようにしてください。吸引することで傷口が広がり、感染のリスクが高まります。
- 粘度の高い黄色い鼻水や凝固した鼻水を無理に取ろうとしないでください。ノズルの先端を指で押さえたり、お風呂上がりに吸引することで、効果的に鼻水を取り除けます。
- メルシーポットを使用するタイミングは、鼻が詰まっているときに選んでください。例えば、授乳前、食事前、就寝前などが適しています。
- メルシーポットを使用した後は、必ずパーツを洗浄して乾燥させてください。汚れたまま放置すると、細菌やカビの繁殖が起こり、感染症の原因になる可能性があります。
以上のように、メルシーポットは正しい使用方法と清潔な管理に注意を払うことです。
メルシーポットの基本性能
以下に、メルシーポットの吸引力と基本的なスペックについて詳しく説明します。
- 吸引圧:最高-83kPa±10%
- 排気流量:12L/min±20%
- 吸引ボトル容量:220mL±15%
- 電源:独自のACアダプター(入力:AC100-240V (50-60Hz)/0.45-0.30A、出力:DC12V/1.5A)
- 外形寸法:約幅224mm×奥行約90mm×高さ約143mm(突起部を含む)
- 本体重量:約800g(付属品を含む総重量は約1.02kg)
- 保証期間:1年
- 対象年齢:0ヶ月から
- 付属品:吸引器本体、独自のACアダプター、吸引チューブ、チューブストッパー、ノズルコネクター、シリコンノズル2個、取扱説明書兼保証書、添付文書
メルシーポットは、鼻づまりでお悩みの赤ちゃんや大人におすすめの機器ですが、一部の方にとってはデメリットを感じることもあるかもしれません。
製品を購入する前に、自身のニーズや予算に合わせて検討してみてください。
新生児にメルシーポットを使ってみた感想
実際に私の子どもは使用していますが、特にトラブルはありませんでした。
新生児期から使用しており、生後1か月でRSウイルスにかかり、鼻水が大量だったのでメルシーポットには非常にお世話になりました。
最初は小型の電動吸引器を使用していましたが、全く吸えず困っていました。
知り合いがメルシーポットを持っていたので相談し実際に使わせてもらいました。
子どもの鼻にピッタリフィットし、鼻の奥にある鼻水を見事にとってくれました。
しかし、問題発生。
近くの店には売っていませんでした。
楽天で購入しました。
悪質な偽サイトがあったりするため、この記事には正規品の商品ページを貼っています。
偽物を買ってしまわないか心配な人は安心して購入してください。
メルシーポットを使用した、ほかの人の感想
画像リンク先:楽天子どもがいる家庭に聞くと私の周りは8割くらい、メルシーポットを使用していました。
メルシーポットを使用した感想はポジティブな意見が多く、メルシーポットは、鼻水で悩む子どもにオススメです。
メルシーポットのメリットとデメリット
メルシーポットのメリットとデメリットを以下にまとめました。
- 鼻水が吸いやすい
- パーツが少ないから使いやすい
- 子どもから大人まで使える
- パーツが少ないから洗いやすい
- 音が大きいからビックリする
- 値段が高い
要するに、メルシーポットは鼻水に困っている人々にとって非常に有用ですが、騒音や操作のコツ、手間などがデメリットとして考えられます。
購入を検討する際には、個々のニーズや予算を考慮することが大切です。
もし鼓膜が破れた場合
鼓膜の破れには、急な痛み、耳鳴り、難聴などの症状が現れます。
外傷や中耳炎、気圧変化などが破れの原因とされています。
破れた鼓膜への対処法は以下の通りです。
小さな鼓膜の破れは通常、自然に治癒しますが、大きな破れや自然治癒しない場合は手術が必要となります。手術の方法は、破れの原因、大きさ、中耳の状態に応じて異なります。
- 清潔なタオルやガーゼを使用して、耳を保護します。
- 耳に水が入らないように気をつけ、水泳やシャワーを避けます。
- 耳掻きや綿棒で耳を掃除せず、触らないようにします。
- 耳鼻咽喉科を受診し、感染予防のために抗生物質などの処方箋を受けることがあります。
まとめ
メルシーポットは、電動の鼻水吸引器で、鼻が詰まっている赤ちゃんや大人に使える便利な商品です。
耳鼻科並みの吸引力で、鼻水をスッキリと取り除けます。
操作が簡単で、新生児から使えるということで、多くの親が購入しています。
メルシーポットを購入する際は、メリット・デメリットを確認してから買いましょう。
値段は高いけど、買う価値はあります。