看護師として病院で働いているけど、他で働きたい
看護師資格をいかして何かしたい
と考えたことは看護師ならだれでもありますよね。
看護師資格は、病院だけでなく、様々な場所で活かすことができます。
看護師資格が使える珍しい仕事は、以下のようなものがあります。
テーマパークの看護師
テーマパークの看護師は、レジャー施設内にある救護室で働く看護師です。
来園者がケガや体調不良になった場合に、応急処置や搬送の手配を行います。
テーマパークの看護師になるには、看護師免許と英語力が必要です。
看護師ライター
看護師ライターは、医療や看護、健康に関する記事を執筆する仕事です。
看護師の知識や経験を活かして、雑誌やウェブサイト、書籍などの媒体に寄稿します。
自宅やカフェなどでパソコンを使って仕事ができるので、自分のペースで働けます。
看護師ライターになるには、看護師免許とライティングスキルが必要です。
独学では難しいため、スクールに入って勉強するのをオススメします。
無料相談をしているスクールを紹介しますので、気になる方は話を聞いてみてください。
看護師ブロガー
看護師ブロガーは、自分の経験や知識をブログに書いて発信する仕事です。
看護師のリアルな声や役立つ情報を提供することで、読者からの支持を得られます。
広告収入やアフィリエイトなどで収入を得ることができます。
看護師ブロガーになるには、ブログ運営スキルが必要です。
ブログ運営をする自信がない方は、無料相談しているスクールがあるため、一度話を聞いてみてください
応援ナース
応援ナースは、病院や施設の人手不足を助けるために、短期間だけ働く看護師のことです。
派遣会社や転職サイトなどを通して仕事を探し、自分の希望に合った勤務地や期間、条件を選べます。
高時給や交通費の支給などのメリットがあります。
応援ナースになるには、看護師免許と柔軟な対応力が必要です。
スポーツ看護
スポーツ看護師は、スポーツ選手やチームの健康管理やケガの予防・治療を行う看護師のことです。
スポーツ医療の知識や技術が必要で、選手の試合や練習に同行することもあります。
スポーツに興味がある方に向いています。
スポーツ看護師になるには、看護師免許とスポーツ医療の経験が必要です。
介護医療院
介護医療院では、長期的な医療と介護のニーズを持つ要介護者に対して、日常的な医学管理や看取りやターミナルケアなどの医療機能と、生活施設としての機能を一体的に提供します。
看護師は、訪問看護や訪問入浴、リハビリテーションなどのサービスを提供するほか、医師や介護職員と連携して入居者の健康状態を把握し、必要に応じて医療機関との連絡や緊急対応を行います。
介護医療院で働く看護師は、地域の高齢者や障害者の生活を支えるやりがいのある仕事ですが、医療と介護の両方の知識やスキルが求められるため、責任も重いです。
お宝求人もあるため、相談してみましょう。
健診・検診センター
企業や団体の健康診断や人間ドックなどの健診・検診を行うセンターです。
健診・検診センターで働く看護師の主な仕事内容は、医師の診察補助や検査の介助(採血・血圧測定・レントゲン撮影・エコー介助・PET検査介助・内視鏡介助など)のほか、施設によっては予約対応・電話対応、来院した方の誘導、データ入力などの事務的な業務も行います。
健診・検診センターで働く看護師のメリットは、夜勤がなく、日勤のみの勤務が多いことです。
また、患者さんとの関係が一回限りであることが多いため、人間関係のトラブルが少ないということもあります。しかし、検査の種類や量が多いため、検査技術や知識が必要ですし、検査結果の説明やアドバイスにはコミュニケーション力や配慮力が求められます。
シップナース
船内の医務室で働く看護師のことです。
客船や貨物船などの船に乗り込み、乗組員や乗客の健康管理や急病・怪我の対応を行います。
シップナースの仕事内容は、乗船中にケガをしたり体調不良になったりした人たちに対して、各種処置や治療、看護業務を行うことです。また、船酔いや感染症などの予防も重要です。
シップナースで働く看護師のメリットは、残業や夜勤がほとんどないことや、身体的に疲弊することが少ないことです。
また、船旅が好きな方や海外に興味がある方にとっては、船での生活や旅行を楽しめることも魅力です。
しかし、シップナースで働く看護師の注意点は、拘束時間が長いことや、船内に医療従事者が少ないため、責任が重いことです。
また、求人数が少ないこともデメリットです。
非公開求人にのっていることもあるため、一度相談してみましょう。
イベントナース
コンサートやフェス、マラソンなどのイベント会場で働く看護師のことです。
イベントナースの仕事は、イベント参加者やスタッフの体調不良やケガに対応することが主な役割です。
熱中症や脱水症状などの予防や教育も行います。
イベントナースは、医師と一緒に働けるわけではないので、アセスメント力や判断力、医学的知識などが要求される仕事です。
イベントナースは、常勤の求人はほとんどなく、単発のバイトとして働くことが多いです。
イベントナースのメリットは、気分転換ができることや特別な気分を味わえること、割が良い仕事が多いことなどが挙げられます。
訪問入浴
在宅で生活する高齢者や障害者の自宅に訪問して入浴の介助を行うサービスです。
訪問入浴は、要介護の認定や入浴許可が必要で、介護保険のサービスの一つです。
訪問入浴の看護師は、入浴車に乗って自宅に伺い、バイタルチェックや皮膚の観察、入浴の手伝いなどを行います。
入浴のほかにも、会話や笑顔で利用者の心のケアも行います。
訪問入浴の看護師は、訪問看護ステーションに就職する方法や、フリーランスとして登録する方法などがあります。
訪問入浴の看護師のメリットは、利用者との関係性が深まることや、自分のペースで働けることなどが挙げられます。
フリーランスの看護師
病院や会社との雇用契約を結ばずに、個人契約(主に業務委託契約)をして仕事を請け負って報酬を貰う働き方です。
フリーランスの看護師は、看護師の資格を活かして、看護師ライターやツアーナース、イベントナースなどのさまざまな仕事を行います。
フリーランスの看護師は、自分の好きな仕事や時間、場所を選べるので、働き方の自由度が高いです。
フリーランスの看護師のメリットは、職場の都合に縛られずに働けることや、働く時間と休む時間を自由に調整できることなどが挙げられます。
しかし、フリーランスの看護師には、収入が安定しないことや、自己管理や会計処理などの責任が重いことなどのデメリットもあります。
美容クリニックの看護師
美容整形や美容皮膚科などの美容クリニックで働く看護師のことです。
美容クリニックの看護師の仕事は、カウンセリングや診察の補助、手術の準備や介助、術後のケアなどを行います。
美容クリニックの看護師は、美容に関する知識や技術が身につきます。
美容クリニックの看護師のメリットは、美容に興味がある人にとってやりがいのある仕事であることや、美容に関する最新の情報や技術を学べることなどが挙げられます。
しかし、美容クリニックの看護師には、受付や清掃などの雑務が多いことや、患者さんのクレーム対応が大変なことなどのデメリットもあります。
ツアーナース
ツアーナースは、旅行会社や航空会社などのツアーに同行して、参加者の健康管理や急病・怪我の対応を行う看護師のことです。
国内外の様々な場所に行くことができ、旅行の楽しさと仕事のやりがいを両立できます。
ツアーナースになるには、看護師免許を持っていることが必要です。
また、旅行業務取扱管理者の資格や英語などの外国語の能力もあると有利です。
ツアーナースの派遣を行っている日本ツアーナースセンターなどに登録することで、ツアーに参加できます。
ツアーナースの仕事内容は、ツアーの参加者の健康状態のチェックや健康相談、緊急時の応急処置や医療機関の手配などです。
また、ツアーのスケジュールや予約、案内などの添乗業務も行います。ツアーの種類や期間によって、仕事の内容や難易度は異なります。
ツアーナースのメリットは、旅行をしながら看護のスキルを活かせることや、様々な人や文化に触れることができることです。
また、ツアーによっては、海外の医療現場や看護の実態を学ぶこともできます。
ツアーナースのデメリットは、旅行先での環境や法律の違いに対応しなければならないことや、ツアーの参加者の安全や満足度に責任を持たなければならないことです。
ナースプラクティショナー
看護師の中でも高度な専門知識や技術を持ち、医師の監督の下で診断や治療を行うことができる看護師のことです。
日本ではまだ認定制度がないため、海外で資格を取得する必要があります。
出典:日本看護協会
看護師が働きやすい職場環境
- 残業が少なく、休日がしっかりとれる
- 人間関係が良好で、コミュニケーションや連携がスムーズ
- 教育体制やキャリアアップ制度が充実している
- 福利厚生や給与が適正で、待遇に不満がない
- 子育てや介護などのライフステージに合わせた柔軟な働き方ができる
- 急性期や療養型など、自分の希望する看護領域や専門性が高められる
- 患者やその家族との関係性が良好で、看護の質が高い
- 看護師の意見や提案が尊重され、医師や他職種とのパワーバランスが良い
そんな職場ないと思っているかもしれませんが
あるところにはあります。
一度相談してみましょう。
いい病院の特徴
本項では、一般的ないい病院の特徴について解説していきます。
人によって、いい病院の特徴と感じない場合もあるので、自分にはどのような特徴の病院が合っているのかを考える参考にしてみてくださいね。
スタッフ間のコミュニケーションが円滑であること
看護師は仕事の中で、多くのスタッフと協力して業務を行うことが求められます。そのため、スタッフ同士のコミュニケーションが円滑であることが重要です。
チーム医療の中で、相互信頼を築き、協力し合える雰囲気がある職場であることが望ましいでしょう。
スタッフの教育研修制度が整備されており、勤務時間内に行われている
医療現場は日々進歩しています。看護師は自身のスキルアップや知識の向上が求められます。そのため、病院がスタッフの教育研修制度を整備していることが望ましいでしょう。
また、働きやすい病院では、研修や勉強会を勤務時間内に行っている場合が多いです。研修や勉強会に伴う休日出勤が必要になった場合、代休や休日手当などの支給がある職場もあります。
ワークライフバランスを重視する人にとって、勤務時間内に研修や勉強会を実施する職場は魅力的な選択肢となるでしょう
低い離職率
働きやすい病院は、スタッフの入れ替わりが少なく、長期的に働く人が多い傾向があります。
求人募集が少ない病院は、働きやすい環境である可能性が高いので狙い目です。
求人条件を詳しく確認してみてください。
職場の労働環境が整備されていること
看護師は日々の業務で多大なストレスを受けることがあります。そのため、職場の労働環境が整備されていることが重要です。労働時間や休憩時間が適切であり、職場の衛生環境も整備されていることが望ましいでしょう。
有休を消化しやすい
有休を取得しやすい病院は、看護師にとって働きやすい職場と言えます。
看護師は人手不足が問題となっているため、有休がなかなか取れずにストレスを感じることもあります。また、有休を取得したとしても、連休で取得することができず、嫌味を言われたり、取得が許可されなかったりする場合もあります。
一方で、スタッフ同士が協力し合って有休を取得しやすい職場は、働きやすいと言えます。求人情報には有休取得率を記載している場合がありますので、確認してみることをおすすめします。
働きやすく、いい病院の見分け方
働きやすくていい会社を見分けるには下記の項目に注目しましょう。
給与、待遇が納得のいくものか
求人には、給与や待遇に関する情報が詳しく掲載されている場合があります。いい病院である場合、社会保険や厚生年金、退職金制度などが整備されていることが多いです。
また、残業代や賞与、住宅手当などの待遇面についてもチェックしましょう。
年間休日が確保されているか
看護師はカレンダー通りに休日を取ることができませんが、休日がしっかり取れているかどうかは年間の休日日数で確認することができます。
週休2日の休日を取れている場合、年間休日は120日程度になるので、年間120日を基準として判断するようにしましょう。
休暇の多さは働きやすさにも影響するので、きちんと確認をしておく必要があります。
夜勤の勤務体制が自分に合っているか
夜勤の勤務体制が二交代制か三交代制かによって、働きやすさには差があります。ただ、どちらが自分にとって働きやすいかは個人によって異なります。
自分のライフスタイルに合わせて勤務体制を選択することは重要です。夜勤は看護師にとって避けられない勤務体制の1つであるため、できる限り働きやすい環境を選ぶことが大切です。
看護基準が自分に合っているか
求人に記載されている看護基準は、病院が入院患者に対して割り当てる看護師の人数を示しており、「7:1」「10:1」のように表記されることがあります。
この看護基準は、働く環境や業務負担、給与などに影響を与えるため、求人情報をチェックする際には重要なポイントです。
研修、教育制度の充実度
働きやすいホワイト病院には、研修・教育制度が充実していることが多いです。
求人には、教育プログラムや、研修内容について詳しく掲載されている場合があります。また、資格取得支援制度があるかどうかも確認することが大切です。
教育制度は、新卒には手厚く書かれていることが多いのですが、中途採用の教育制度もしっかりと確認しておくようにしましょう。
いい病院の条件は自分次第
本記事では、珍しい求人や、一般的に見ていい病院と思われる病院の特徴や見分け方について解説しました。
看護師として働くうえで、働きやすい職場を選ぶことは非常に重要ですが、「働きやすい」と思うポイントは人それぞれです。
求人票に記載されているポイントをしっかりと確認し、自分にとって最適な職場を見つけるために、多くの情報を集めましょう。
一人で転職活動するのは大変です。
プロのサポートをうけて、自分らしく働ける職場に出会えることを楽しみにしています。