チャイルドシートは、赤ちゃんや幼児の安全性を高めるために不可欠な装置です。
しかし、大きくて重いチャイルドシートを常に持ち歩くことは難しい場合もありますよね。
そんなときに役立つのが、簡易チャイルドシートです。
簡易チャイルドシートとは、主に1~4歳くらいまでを対象にした、セカンドシートとしての利用が適しているチャイルドシートです。
この記事では、チャイルドシートをなしで抱っこしながら後部座席に乗るリスクをご紹介します。簡易チャイルドシートで子供を守ろう
チャイルドシートなしで抱っこしながら後部座席に乗るのはなぜ危険なのか
チャイルドシートは、赤ちゃんや幼児の身体を保護するために必要な装置です。
チャイルドシートなしで抱っこしながら後部座席に乗ると、以下のようなリスクがあります。
事故の際に赤ちゃんや幼児が飛び出す可能性が高まる
チャイルドシートは、シートベルトやエアバッグと連動して、衝撃から赤ちゃんや幼児を守ります。
しかし、抱っこしている場合は、大人の腕の力では赤ちゃんや幼児を抑えることができません。
事故の際には、大人と一緒に窓ガラスやダッシュボードに激突するか、車外に飛び出す可能性があります 。
大人の身体が赤ちゃんや幼児を圧迫する恐れがある
抱っこしている場合は、大人の身体が赤ちゃんや幼児のクッションとなると思われがちですが、実際には逆効果です。
事故の際には、大人の身体が赤ちゃんや幼児に重くのしかかり、内臓や骨を損傷する恐れがあります 。
運転手の注意力が散漫になる可能性がある
抱っこしている場合は、運転手は赤ちゃんや幼児の様子に気を配らなければなりません。
また、赤ちゃんや幼児が泣いたり暴れたりすると、運転手はパニックになったりイライラしたりするかもしれません。
これらのことは、運転手の注意力を散漫にし、事故を引き起こす原因となります 。
チャイルドシートなしで抱っこしながら後部座席に乗るのはどうすれば防げるのか
チャイルドシートなしで抱っこしながら後部座席に乗るという行為は、絶対に避けるべきです。
そのためには、以下のような対策を取る必要があります。
チャイルドシートを必ず装着する
チャイルドシートは、赤ちゃんや幼児の安全性を高めるために不可欠な装置です。
チャイルドシートを購入する際は、赤ちゃんや幼児の年齢や体重に合ったものを選びましょう。
また、チャイルドシートを正しく取り付けることも重要です。
取扱説明書や専門店の指導に従って、しっかりと固定しましょう 。
赤ちゃんや幼児をチャイルドシートにしっかりと固定する
チャイルドシートに赤ちゃんや幼児を乗せる際は、ハーネスやベルトをきちんと締めましょう。
締めすぎると赤ちゃんや幼児が苦しくなりますが、緩すぎると事故の際に脱出する危険があります。
適切な締め具合は、指一本分の隙間がある程度です 。
赤ちゃんや幼児の様子を確認する
チャイルドシートに赤ちゃんや幼児を乗せたら、運転中にも定期的に様子を確認しましょう。
赤ちゃんや幼児が暑くなったり寒くなったりしていないか、呼吸が正常か、姿勢が崩れていないかなどをチェックしましょう。
もし何か異常があれば、安全な場所で停車して対処しましょう 。
まとめ
チャイルドシートなしで抱っこしながら後部座席に乗るという行為は、赤ちゃんや幼児の命を危険にさらすものです。
事故の際には、赤ちゃんや幼児が飛び出したり圧迫されたりする可能性があります。
また、運転手の注意力も散漫になります。
そのため、チャイルドシートを必ず装着し、赤ちゃんや幼児をしっかりと固定し、様子を確認することが大切です。
チャイルドシートは、赤ちゃんや幼児の安全のために必要不可欠な装置です。
ぜひ正しく使ってください。